教育というものはどうしても評価が複合的になってしまうので、いわゆる「ノルマ」とは非常に相性が悪いと思う。とはいえ、民間教育に携わっているので、どれだけ自分がイヤだと言っても、いわゆる「業績」がつきまとう。合格実績もそうだし、どれだけ新規の…
新年度にはまだ早いと思われる方が大半かもしれない。時が過ぎるのは早いとはいえ、まだ2月だ。しかし、私のような民間教育業界においては、3月が新年度といってもいい。高校2年生だったら、受験に向けて助走をつけましょう、みたいな。そう、いわゆる「…
昨年よりはやや知識が細かい印象。第2問は見かけは難しそうだが昨年度よりは解きやすい。2023年度と難度はほぼ変わらないと思います。 第1問 問3のアをちゃんと判断できるか。問4、問5は受験生が苦手なところが突かれているので差がついたのでは。問1…
少々遅くなりましたが... 2023年度に比べると、問題自体は解きやすくなりましたが、初見のテーマは昨年以上に多く、その点で解きづらい、というか解答に時間がかかります。東大や京大あたりを受験する方はこの辺りの訓練に慣れていたので大きく崩れなかった…
だいぶ遅くなってしまいましたが、先日ようやくまとまった時間がとれたので解きました。体感としては2022年度よりも易しく感じましたが、話題になっている物理の大幅難化があったので、その分に時間が取られるということを考えると難度はほぼ同じかもしれま…
国公立前期試験の合格の報告に今年も生徒が来てくれた(1つ前の記事の通り、私への報告はいつもよりも寂しいものとなったが)。さて、ここで決まって起こるイベントが合格者の写真撮影である。 私も受験生だったときに経験があるが、よくスタッフと一緒にガ…
国公立大学前期試験の合格が発表された。私の担当生徒も、見事合格した者もいれば、後期試験に臨む者、そしてもう1年頑張る者と様々である。 もちろん合格した生徒は祝福したいところだが、どうしても不合格だった生徒のことがそれ以上に気になる。特に今年…
ここ数年に比べると重厚さはやわらいだ印象ですが、定量的考察やパズル感覚での構造の捉え方が相変わらず強く要求されます。特に今年はその傾向が顕著で、温故知新と言いますか、昔の京大らしさを解いていて感じました。 大問1:前半は黒鉛の結晶。問3はど…
何かで「教師は太陽であれ」という言葉を聞いたことがある。 調べてみたら、TOSSで有名な長谷川博之さんらしい。 「黄金の3日間」の具体的なことが知りたくて著書を読んだので知った。 (この本は大変参考になった) 太陽のようにあたたかく生徒を照らす存…
ここ数年は標準的な問題ばかりでしたが、今年は大幅に難化。2010年以前にも大問1つくらいはこれくらいの難しめの問題が出ていましたが、今回は大半がそういった問題でした。特に大問3が難しいです。 大問1:「印加」の表現は難しいがこういう表現は慣れる…
今年もこの時期がきたので自己研鑽もかねて解いていきます。 全体的な難度は例年並みで(物理が大幅に難化した分易しくなった印象を受けがちだが決して易しいとは感じなかった)、ここ数年高止まりの印象。ただ、例年よりも易しい問題と難しい問題の難度差が…
昨日、ONE PIECE FILM REDの終映ということでレイトショーにて鑑賞してきた。もともと1度見ていたので2度目の鑑賞だったのだけど、全体のストーリーが分かってからまた見ると全く違うように見えてしまうのが面白い。あ、こういうところで伏線張っていたの…
このご時世で色々変わったことはあるが、特に生徒に関して言えば昔よりも精神的に病むケースが顕著に増えてきた。もちろんこれをご時世のせいだとか、本人の心が弱いからだと言うつもりは全くない。自分以外の何か他のものに責任を求めても何の解決にもなら…
ちょっと昔の伝聞なのだが、ある店の会員になる際に、のっぴきならない事情で初回の利用をキャンセルせざるを得ず、そこからだいぶ日が空き、月をまたいでしまった(ちなみにこのときに会員登録の契約はまだ交わしていない)。 それで、改めて契約も兼ねて初…
JETSTREAM、それは私が愛してやまないボールペン。ちょっと浮気することもあったけれど、結局ここに戻ってきた。多分筆圧とのバランスなんだろうなと思う。 先日たまたまロフトに行ったら、JETSTREAMの3色ボールペンが新しくなっているのを知った。マットな…
今年の夏はあちらこちらで花火大会があったようで、Youtubeなどでもライブ配信がされていた。 昔は、友人の住んでいるマンションが最上階、しかもベランダありの部屋で、遠くではあったけれど花火を堪能できる環境だったから、花火大会の日には、そこで食べ…
このご時世、ネガティブなことが続く。それも割と大きな。 寄り添う気持ちは大事だが、自分がそれに呑まれてはいけない。 自分の人生を、今日も明日も、そしてこれらも、紡いでいく。 自分の人生の主人公は自分しかいないのだもの。 そして、同じく呑まれそ…
もうすぐ夏休みなので、需要があるかもしれないので再掲。理論化学は少し加筆した。 【大学入試】夏休み明けの基礎定着確認リスト(理論化学編) - ツキアカリテラス 【大学入試】夏休み明けの基礎定着確認リスト(無機化学編) - ツキアカリテラス 【大学入…
今週のお題「マイベスト家電」 マイベスト家電は何だろうと考えた結果、まさに今、私が手にしているもの以外には考えられない。そう、パソコンである。 私が今使っているパソコンはMacBookProである。とは言っても、最近出たものではなく、なんとlate2013の…
最近、物理の学び直しで「名問の森」の電磁気分野をやっている。実はやるのは2度めで、最初は解説が自分にはフィットしておらず、うーん、、、といった感想だったのだが、改めてやってみるとやはり名問というのは言い過ぎではなく、良い問題である。改題は…
4月、入学シーズンということなので、この話を。 私は一年浪人して、何とか第一志望の大学に合格をすることができた。噂にこそ聞いていたものの、部活動やらサークルやらの勧誘が半端ない。こういう、押しの強い勧誘をされるのがもともと嫌な人間なので、な…
ここ数年、すごく洗練された印象を受けていた東大の化学ですが、今年はその完成形を見せられた気がします。テーマも出題意図もよく練られた良問揃いです。これを易しめにしたのが共通テスト化学の目指すものなのかなとも感じました。純粋な難度は昨年よりや…
ここ数年ずっと難度は高止まりでしたが、今年は少し易しめだった気がします。ただし、一部で問題文の意図がとりづらく(たまに阪大ではあるのですが)、解きづらい問題があったほか、複数解答が考えられる問題があったので、パニックを誘いやすい問題だった…
数年ぶりの実質8問構成でした。 ただ、有機・高分子は割と解きやすかったことと、昨年度の第2問のような極めて難しい問題がなかったので、全体的な難度は昨年と変わらないか、やや易しくなったと思います。今回の第1問・第2問で顕著ですが、相変わらず京…
もうすぐ国公立大学の前期試験が始まる。この時期になると、あちらこちらで激励のメッセージが発せられる。趣向を凝らしたものもあって見ていて面白い。あんなに厳しい先生が、実はこんなお茶目な一面を見せた、というのには、緊張しすぎる受験生の顔をほこ…
第1問 問1 案外難しい。①は化学式に惑わされないように注意。③は判断に迷うが、明らかに①が誤りなので正しいとする。 問2 これは基本事項ばかりなのでできてほしいところ。選択肢の作り方について、このような問題なら周期律だけで作りそうなところが、い…
第1問 問1 これは単純な知識問題。 問2 まともに計算すると大変。分子を揃えるというのは計算によほど長けていないと気づけないかも。 問3 定性的に考えて二択に絞れる。あとは変化の仕方を考えればよい。状態方程式からゴリ押しで密度を導いてもよい。 …
だいぶ間が空いてしまった。前回の投稿が31日前なのでかれこれ1ヶ月だ。 もはや私の分身、いや体の一部である「三日坊主」がついに姿を現したのか、というと、そうでもない。単に忙しかったのだ。なにせこの業界は冬場がとにかく繁忙期である。ただ授業を…
冬期講習が目前ということで、今年の平常授業が続々と終わっている。特に高3は、これから講習しかないので、事実上の最終講義ということになる。 よく最終講義というと、最後に授業内容とは関係なく、熱いエールやスピーチをしたり、ちょっとしたパフォーマ…
共通テストまで50日を切った。また今年も入試が始まろうとしている。おそらく多くの受験生は最後の追い込みということで、過去問の演習に邁進していることだろうと思う。 ただ、この時期だからこそ、もう一度確認してほしい。 「本当に基礎は完成しています…