師弟の関わり
国公立前期試験の合格の報告に今年も生徒が来てくれた(1つ前の記事の通り、私への報告はいつもよりも寂しいものとなったが)。さて、ここで決まって起こるイベントが合格者の写真撮影である。 私も受験生だったときに経験があるが、よくスタッフと一緒にガ…
もうすぐ国公立大学の前期試験が始まる。この時期になると、あちらこちらで激励のメッセージが発せられる。趣向を凝らしたものもあって見ていて面白い。あんなに厳しい先生が、実はこんなお茶目な一面を見せた、というのには、緊張しすぎる受験生の顔をほこ…
仕事柄、推薦入試を受ける生徒を担当することがしばしばある。前にも書いた通り、推薦入試ではまず志望理由書を仕上げることが最初の関門になるのだけど、これが案外できない。 志望理由とあわせて必要になるのが、いわゆる「自己PR」である。自分が高校時代…
このコロナの中で薄々感じていたことが、ここ数ヶ月で急に顕在化してきている気がする。それは「熱量の喪失」だ。 最初は対岸の火事というか、割と遠いところで起きている話だと思っていた。たしかに電車の人身事故は増えているような気がしていたけれども、…
集団指導を主に担当していると、どうしても全員への伝達を重視してしまいがちなのだが、集団指導こそ個別の対応が大切になってくると思う。 学力面で考えた場合、この授業がどハマりする生徒もいれば、それについていくのにしんどい生徒もいるし、簡単すぎて…
これだけ多くの生徒を担当していれば、すぐに親しい間柄になるような生徒もいれば、なかなか打ち解けられないような生徒もいる。特に異動したての場合というのは、基本的に冷たい目とまではいかないまでも、前任者ロスというのはあるわけで、多少不満をもっ…
ある程度授業回数をこなすと、生徒の懐き具合に差が出始める。毎日のように質問してくるような生徒もいれば、いままでも、そしてこれからも、口を聞くことはほとんどないような生徒もいる。 我々は承認欲求をもった生き物だから、懐かれるとどうしても可愛が…
よく世間で言われるのが「字の汚い人は頭がいい」ということだ。頭の回転に手が追いつかず、字が乱れてしまうという本当のような嘘のような理由である。少なくとも私の経験上は頭の良さと字の汚さはそこまで相関がないように思う。頭がいい人に字が綺麗な人…
前回は生徒側の立場で、教える人を選り好みすることの危うさについて述べたが、一方で、教師/講師も選り好みされることについては危うさがあるということを今回は述べたいと思う。 人間、誰しも誰かに認められたい気持ちはある。いわゆる承認欲求である。だ…
「誰に教えてもらうか」というのは、特に塾や予備校であればかなり重要な問題である。「あの先生の授業がすごく良いよ」「あの先生はカリスマ性がある」「あの先生はカッコイイ」など、理由は様々あるが、授業内容というよりは「教える人」で授業を選ぶ人は…
コンビニをはじめとする様々な施設にあるコピー機。我々はもう当たり前のように使っているけれども、生徒でコピー機の使い方を知らない者は案外多い。少なくとも私は年に数人、困っている生徒に使い方を教えたことがある。 私は高校のときに軽音部に入ってい…
今日、突然のイレギュラーな対応に追われた際に、うっかり違ったことを言ってしまった。結局後で訂正し、丁重に対応したことで事なきを得た。 例えば、生徒や保護者と面談をしているときに、間違ったことを言ってしまうことがある。そうならないように資料に…
今朝、髪を切りに行った。どうもマスクをしていると髪の毛の伸びが早い気がする。マスクをすると鼻毛の伸びが早いらしい。マスクをすると呼気がダイレクトに鼻に届くので、汚い空気から身を守るためらしい。髪の毛の伸びにも連動しているのかもしれない。 こ…
私は普段中高生に理科を教えている仕事をしているのだけれども、こういう仕事をしていてどうしても起こってしまうのが受講をやめる、ということだ。起こってしまうとは言いたくないし、未然にそれは防ぎたいのだが、家庭の事情など止むを得ない理由というの…