ツキアカリテラス

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信頼感のもとに売買は成り立つ?

今朝、髪を切りに行った。どうもマスクをしていると髪の毛の伸びが早い気がする。マスクをすると鼻毛の伸びが早いらしい。マスクをすると呼気がダイレクトに鼻に届くので、汚い空気から身を守るためらしい。髪の毛の伸びにも連動しているのかもしれない。

 

このご時世、美容院に行くことを躊躇する人が多いと聞く。私の周囲でも結構髪の毛が伸びているのに切りに行かず、その理由としてこのご時世であることを挙げていた人がいる。実際には一部を除き、売り上げは上がっているようだが。

 

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たしかに髪を切ってもらうときにマスクを一旦外す必要があるから(実際には外さなくて良いところもあるらしいが、個人的には髪の毛がマスクに付着すると気持ち悪いので外すようにしている)、感染リスクは幾分高くなるだろう。しかし、私自身寡黙な人間なので、ほぼ喋ることはない。むしろまだ頭が半分寝ているので、あまり話を振らずにそっとしておいて欲しいと思うくらいである。実際、シャンプーをされているときに寝かけたこともある(笑)

 

それに、もう今となっては抗菌加工されている設備も珍しくなくなってきたし、換気についてもそれ以前から十分にされているのだから、感染対策はしっかりなされていると言っていいだろう。それを私は信頼しているので、美容院に行くことを敬遠することはない。

 

この「信頼」というのは、モノでもサービスでもいい、何かを売買するためにおいて実は商品の品質以上に大事ではないかと最近思うのだ。私の仕事で言えば、例えば「中和反応」は誰が教えても同じ内容になる。そこで差別化が必要になるのだが、人生経験が豊富な人であれば訓話で生徒をひきつけることがあるだろう。あれは生徒のマインドを上げるだけでなく「この人はすごいから信じられる」という信頼感を持たせるためでもあると思う。私は学生時代までぶらぶら根無し草のように生きてきたので、生徒たちに語れるような話など皆無なのだが、それでも別の方法で信頼をつかむことはできる。今年度はそれを意識下に置きつつ、色々とやっている。

 

良い商品を開発するのも大切だが、良い売り手になることも大切である。モノやサービスは陳腐化しても、心の繋がりはそう簡単に陳腐化されないと思うから。