ツキアカリテラス

tsuki-akr terrace

やり直しはしてもいいし許されるべき

今日、突然のイレギュラーな対応に追われた際に、うっかり違ったことを言ってしまった。結局後で訂正し、丁重に対応したことで事なきを得た。

 

例えば、生徒や保護者と面談をしているときに、間違ったことを言ってしまうことがある。そうならないように資料に基づいて話をしたり、その場で資料を調べたりして話をすることが大切なのだが、やはりいちいち調べていたら「この人分かってるのか?」と不信感を抱かせてしまうことは避けられない。レストランでメニューについて質問をした時に、逐一「少々お待ちください」と引き下がられたときにどう感じるかを想像すれば分かるだろう。だからよく聞かれる内容、HPに掲載されているなど誰でもちょっと調べたらすぐに分かることはちゃんと頭に入れておかないといけない。

 

しかし、特に不慣れな場合は「間違ったことを言ってはいけない」という呪縛にはまってしまうこともある。これはこれでよろしくないと思う。過度なプレッシャーを抱え込んだまま応対することになってしまい、普段ならできるはずのこともできなくなるおそれもあるからだ。「それはお前のメンタルが弱いだけだ、修行不足だ」という見方もあるかもしれない。しかし、不慣れな人でも円滑に応対ができるよう、間違ったことを言うリスクを減らすべくマニュアルを整備すればいいし、それこそ言い直せば済むのではないか。そこでの応対で誠実さを見せれば、それで良いと思う。

 

いつからか、自分は間違ったことを言ったらまた訂正すればいいや、と思うようになった。いい加減な人間みたいに思われるのだが、実際訂正すれば済む話だし(訂正しても済まない場合は慎重に準備を重ねるのでそれだけ間違ったことを言う可能性は低くなる)、それでも許されるように普段から親近感、信頼感を築いていることが、間違ったことを言うだの正しいことを言うだの以前に、大切なことだと思う。

 

そして個人的には、間違えることや、やり直すことに関してはもっと寛容であって欲しいと思う。誰だって間違えることは一度や二度あるだろうから。