ツキアカリテラス

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ポジティブ思考かネガティブ思考か

私はよく他人から悩み事がないだの楽観的だの言われることがしばしばある。もちろんそんなことはない。日々授業の出来の悪さに落ち込み引きずり、ここはああ言ったら良かったなと反省しているし、それ以外にも生きていりゃ何かとあるから悩み事なんていくらでも出てくるのだ(意味深のように見えるが別に他意はない)。

 

でも、ポジティブでいようとする意識は強く持っていたいと思っている。やはりそのときの機嫌や、更に言えば人の思想というのは多かれ少なかれ伝染してしまうものだ。せっかくのご縁で近くにいる人の気分を悪くさせるのは私のポリシーに反する。だからなるべく人に対しては明るくなるような言葉かけなどをしていきたいと思っている。そうせずに、何かにチャレンジする人に対して「いやあ、あなたはもしかしたらこういう悪い結果になるかもしれないから」と言葉かけをすると、チャレンジして成功できるものもできなくなってしまうおそれがある。

 

では、ネガティブ思考が完全に悪なのかというと、そうでもないと思う。ネガティブ思考の一つに「未来に起こりうる悪い結果を想定する」というのがあるだろう。何事も猪突猛進でいくよりは、起こりうる最悪のケースは何か、そしてそれを回避するにはどうしたらいいのかを考えて動いた方が良いと思う。そういう意味では、ポジティブ思考というのも果たしてよいものかどうかわからない。「自分はなんとかなる」と、何も準備をせず、将来に向けて行動するのはさすがにまずいと思う。

 

おそらく、どちらが良いというのも悪いというのもないのだが、たぶん、「内向きのポジティブ思考」や「外向きのネガティブ思考」は必ずしも良い結果を生まないのかなと思う。必ずしも、というのはここも断定し難いということ。例えば、目先のことしか考えない人に対して先述のように「いやあ、あなたはもしかしたらこういう悪い結果になるかもしれないから」ということは、違う視点を与える点で有効だと思う。

 

人への言葉がけほど難しいことはないが、軸としては「外向きにポジティブ、内向きにネガティブ(この表現もなんかしっくりこないな、、慎重の方がいいのか?)」であればいいのかなと思う。