ツキアカリテラス

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家庭教師でバイトをしていて学力を向上させられていないと悔やんだこと

大学生になって、バイトをしていた。今思えばホールスタッフとかコンビニとか、接客のバイトをもっとすればよかったなあと思うのだが、結局家庭教師のバイトしかやっていなかった。

 

当時は集団授業を受けず、なぜ家庭教師なのかとか、そういった細かい事情を全く知らずにやっていた。本人が勉強を進めていって、質問があったり詰まったりしたら解説する、みたいなノリだった。

 

しかし、本人がその内容をできていない、というのは表面的にはそうなのだが、もっと根深い問題が潜んでいることもある。例えば化学反応式を書けない場合、そもそも化学式をちゃんと覚えていなかったり、化学反応式を用いた計算ができない場合、そもそも比例計算がちゃんとできていなかったり、だ。

 

だから、生徒の学力向上を考える場合、該当の単元をしっかりマスターさせる、ではなく、遡って復習させる、そのあたりが理解不十分であれば徹底的に訓練させる、といったことが必要になることもある。そして、それは例えば演習をさせて、その結果を見るだけではなかなか難しい。実際に問題を解いている様子を見るのが一番だと思う。

 

今でこそ、そういうことは生徒の様子を見ていれば割とアドバイスできるが、当時は多分そこまで意識を向けることはなかったように思われる。今思えば悪いことをしたなと思う。