作問でワクワクする
問題を作っているときはいろんなことを考える。以前ストーリー性を重視するようなことを書いた気がするが、それと同等に大事なものがあることに、作問をしていて気づいた次第である。
例えば、問題集で人気があるものはなんだろう。良問が多い、解説が丁寧、など色々あるかもしれない。特に良問というのは、入試問題を解く上で学習効果が高いと言う意味合いで使われることが多い気がするが、一方で、解いていて楽しい、というのもあると思う。好奇心を刺激されるというか。
また、授業者においても一般的に大事なこととして言われることが「楽しそうに授業をする」である。自分自身が楽しくならないと生徒に伝わらない、生徒が勉強する気にならない、ということだ。これは確かに真理をついていると思われる。教師の考えは多かれ少なかれ生徒に伝染する。教師が効率重視の授業をしていれば生徒自身も効率化を重視するだろうし、教師が深い理論を提示する授業をしていれば生徒も探究心が育まれるものだと思う。
そして、作問に関してもやはり同じなのである。〜して楽しい、というのはかなり私の中で重要な要素であることに気づいたのである(いまさら)。作っていて楽しい、解説をしていて楽しい、そしてそれが生徒に伝わると生徒も楽しい、ついでに復習の段階で解きなおしてまた楽しめる、といった具合だ。
そういうわけで、かなり楽しそうな問題ができた。しかも今日はかなりの豊作である。半分にやけながらキーボードを叩いていたに違いない(笑)