ツキアカリテラス

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憧れの人は自分に似ている人でいい

他人を変えることは難しいが自分を変えることは簡単である。だから自分を一皮むけた存在にするには、自分自身を変えたり、自分自身が身を置いている環境を変えたりする方が良い、これは確かにそうだと思う。

 

では自分を変えるにはどうしたらいいのだろうか?おそらくは自分がなりたい存在、憧れの存在というのを1つのロールモデルにして、それを目指していくことが1つの手だろうと思う。私もいろんな人をロールモデルにしてきた。遠い人間であればイチローみたいなスーパーヒーローだし、近い人間であれば音楽仲間とか。

 

イチローという例を挙げたが、彼の言葉は本当に刺さる。しかし、どこか鋭すぎて自分が傷ついてしまうような気がするのだ。自分とイチローはいろんな面でかけ離れすぎている。だから、いくらイチローをリスペクトしたといえども、その存在に近づくためには変えていくもの、そのステップが多すぎて、一生かかっても難しいのではと思う。それは音楽仲間でもそうである。やはりいろんなものが私とは相反的であり、そう簡単に目指せる存在ではない。何かを目指すことにより自分を変えようとしても変えられないとき、その何かとの物理的な近さというのは大して問題ではない。自分と対象とするものとの特性の大きさ、これが問題なのだと思う。

 

だから、自分を変える、成長させるときに、その目標として、いきなり高い位置にいる存在を目指さなくてもいいのでは、と思う。それでかえって疲弊して挫折してしまっては元も子もないからだ。まずは自分と性格や価値観が似ている、発信している内容に首がもげるほど頷く対象を見つける。そして、その中でも向こうが秀でていることや先を行っていることがあるだろうから、自分もそれを真似してみる。これをまず目指してみてはどうかと思うのだ。価値観が似た人ばかりを周りにおくことは視野が狭くなるという意味ではリスクが高いということに関しては自覚的でなければならないけれど。そして一旦その対象が見つかれば、それを起点にして、また枝葉が広がるようにして憧れの候補は増えていき、より前に進みやすくなると思う。

 

この件に関しては私自身も学生時代に経験があるので、次回そのことについて書いてみたい。