ツキアカリテラス

tsuki-akr terrace

言霊

私は幽霊の類などを信じる人間ではないが、言霊らしきものはあると思っている。

 

授業をしているとよくあるのが、授業が構成通りにハマり、語りも流暢にできたけれど、生徒からの反響は今ひとつだということだ。もちろん、逆に、しどろもどろになって穴があったらすぐに入りたいといった授業であっても、案外生徒からの反応は良い、ということもある。

 

後者だった場合を振り返れば、うまく言葉が選べなかったけれど、ひたすら伝われ伝われということを念じていた気がする(笑)言葉が表すその意味だけでなく、自分自身の感情も乗せているわけだ。見たいように見ていると思えなくもないが、自分の思いが伝わったのではないかと思っている。

 

言葉に感情を乗せる。もう少し大げさに言えば、自分の魂を分け与えて乗せるということだ。言葉を相手にかけるということは、自分のHPやMPを相手に分け与えることと同義だと思っている。まるでアンパンマンが困っている人に自分の顔を渡すかのように。いや、むしろ、それくらいの覚悟で言葉というのは発するべきだと思っている。

 

ということで、本日の授業は思いっきり感情を乗せすぎてHPもMPも残り一桁でしたとさ(笑)