自分の感覚を信じろ
これは確か昔に遊んだ「スターフォックス」に出てくるセリフだったと思う。最近、これを意識しながら行動するようにしている。
忙しさに追い立てられていたり、焦ったりしているときに、どうしても動作の一つ一つがせわしないものになってしまう。ところが、このスピード感に自分自身の制御がうまくきかず、結局ボロがでて結果的にゆとりをもって動くときよりも時間がかかってしまう場合というのがあると思う。例えば、時間がない中で洗い物をしていたら手を滑らせてお皿を割ってしまう、片付けるときに急いでいると自分の足が棚にぶつかってしまい、棚の中のものが雪崩れ落ちてくる、などである。
そういうときこそ、自分でコントロールできる範囲内のスピードで行動すべきだと思う。言い換えたら「丁寧に行動する」という月並みの意見なのだが、では具体的に丁寧に行動するとはどういうことなのか、掴みづらい場合があるかもしれない。そのときは、今の自分の動きが随意的なのかどうかを確認するのが良いと思うのだ。
ところが、どのレベルが自分でコントロールできる範囲内のスピードなのかについては、ある程度体で覚えるというか、訓練が必要だと思う。それで自分の感覚の精度を高めるしかないであろう。
もちろん、これは勉強、特にアウトプットについても当てはまると思う。問題を解いているときに、あまりにもペンの動くスピードが速すぎて読めない字になっていないか。あるいは、問いの設定を把握するために問題文をしっかり読むべきところを流し読みしていないか。そうであれば、もしかしたら周囲のプレッシャーに負けて自分自身が制御不能になっている可能性があると思う。そういうときに自分の感覚と照合し、必要があれば深呼吸をすることが大切だと思う。
少々非科学的な話になってしまうが、私は勉強は単に知的生産や頭の体操だけではなく、ある程度フィジカルな面が含まれると思っている。その部分についても感覚を研ぎ澄ませることが大切だと思う。