ツキアカリテラス

tsuki-akr terrace

勝負事があるのに調子の悪いとき

今日は低気圧の影響で頭痛がひどかった。もともと気圧の変化やら急激な気温の変化に弱いので、警戒はしていたのだが、調子の悪さにムラがあるのが悩ましいところ。今回は久々に相当ひどいレベルのものだった。

 

こういうときは集中力も思考力も減退してしまう。テンションもだだ下がりの一方である。しかし、こういうときでも授業は普通にある。授業における講師はいわば「商品」である(こういう表現に抵抗のある人はいるのかもしれないが、外からの目線で見た場合それ以外に適した表現はないと思う)。こちらの都合で品質が下がりました、ということはあってはならない。だからなるべく普段のパフォーマンスを発揮できるように努めなければならない。

 

そして、こういうことは授業を受ける側、生徒においても当てはまることだし、頻繁に直面することである。受験に限って言えば、テスト(考査や模試だけでなく入試本番も含む)がそうだろう。いつでもベストコンディションで臨めるのが理想だが、そういう受験生はほとんどいない。むしろバッドコンディションであることも往々にしてある。しかし、とりわけ大事なテストであればそんなことは言っていられない。なるべくベストパフォーマンスに近づける努力をするしかないのだ。そういった機会が、もし模試のときに迎えられれば、結果としてはいまいちなものになるのかもしれないが、マインドフルネスなど調子の悪さを忘れるための工夫を試す、気持ち丁寧めに問題と向き合う、そのための息づかいを知る(私は呼吸の速さは気持ちと大いに関連があると思っている)など、その場であがくことが貴重な経験になるのではと思う。私は模試は受けられる機会とキャパがあるなら極力多く受けることを薦めているのだが、その理由はこのような経験をする機会を増やす意図もある。

 

誰もがベストコンディションで臨めるわけではないから、コンディションの維持だけでなく、うまく立ち回る術を身につけるのが良いのかなと思う。